マヨルカアーモンドの高い栄養価の秘密

アーモンドって、みんな一緒じゃないの?

確かに。皆さんがよく口にされているアーモンドの形は均一で美しい。まさに粒ぞろいですよね。

でも、一般的に多く知られているカリフォルニア産アーモンドも、大きく分けるとノンパレル・カリフォルニア・ミッションの3種類に分類されるんです。

そして、栽培されている品種も24種。これだけでも、ちょっとびっくりですよね?

 

料理の専門家さんや、美食に詳しい方ならアーモンドの女王と呼ばれているスペイン産「マルコナ種」はご存知かと思います。

ヨーロッパ焼き菓子の代表的な原料で、豊かな風味と深い味わい、平たくて丸みを帯びた美しいシェイプが特徴です。

 

マルコナ種が美味しい?

そうかもしれません。でも、マヨルカ産のアーモンドの奥深さを知れば、その常識が覆されるかもしれませんよ。

 

マヨルカ産のアーモンドには、たくさんの謎が隠されています。

日本では知られていないマヨルカアーモンドの秘密を、一緒に探ってみませんか?

 

アーモンドの歴史

古いアーモンドの絵

アーモンドと桃がもともと同一の原種だったってこと、ご存知でしょうか?

太古の昔、中央アジアの地殻変動によって、中東と東アジアが中央アジア山脈によって隔てられたことで、アーモンドと桃は別々の歴史をたどることになります。

桃は、ある程度湿度の高い低地にその生育地を広げ、アーモンドは乾燥した地域や山の斜面などで生育するようになりました。

そして、様々な品種に分かれながら、硬い殻で種を守るように進化し自生していきます。

 

アーモンドは紀元前4000年頃には、メソポタミア地域ですでに食されていた痕跡があります。

そして、その時期は私たちの祖先が樹木の栽培を始めた時期とちょうど重なります。

メソポタミア地域で栽培されていたアーモンドは、やがてヒッタイトへと栽培域を広げます。 ヒッタイトを経由し、様々な文化や技術が地中海地域に伝えられましたが、アーモンドもその一つ。

紀元前20世紀にはフェニキア人、紀元前16世紀にはヘブライ人、紀元前6世紀~1世紀にはギリシャ人によって地中海の国々に広まっていきます。

アーモンドの栽培環境に適した「温暖な春、乾燥し暑い夏、穏やかな秋、雨量の多い冬」と、地中海気候がとても合っていたことから、その栽培域は拡大していきました。

 

 高品質なアーモンドが育つ条件

アーモンドの木は浸透性があって、水はけがいい下層土を含む柔らかい土壌を好みます。

干ばつにも強いのですが、アーモンドの花は-2.8℃以下の気温に耐えることができず、果実は-1~1℃で損傷を受けるほど寒さに弱い特徴があります。

アーモンドの木を十分に結実させるには、換気が良く穏やかな気候と、緩い土壌が必要です。

マヨルカ島では平野部や丘の中腹部など、霜や冷害のない肥沃な土地でアーモンドを栽培しています。

アーモンドの木が好む環境を十二分に満たしているのが、地中海域の中でも最も穏やかな気候に恵まれたマヨルカ島なのです。

 

マヨルカアーモンドの品種

満開の花をつけたマヨルカアーモンドの木

マヨルカでは、多くの品種のアーモンドが栽培されています。

なんと、その数100種類

奈良県と同じくらいの面積の島で、100種類もの品種のアーモンドが栽培されているんです。

 

日本でもおなじみのマルコナ種は、その中のたった一つの品種。

最も多く栽培されている品種はPons、Vivot、Pou、Jordiという品種です。そのほかにもCanaleta、Totsol、Yerderetaなどがあり、Marconaはマヨルカの気候が最も適した品種の一つとして知られています。

Menut、Vinagrillo、Andreuなどの晩期品種も栽培されています。

 

マヨルカアーモンドの生産量

マヨルカ島のあるバレアレス諸島は、アーモンド生産が行われたスペインで最初の州です。

しかし、年間生産量は少なく現在も減少しています。

バレアレス諸島のアーモンド生産量は、スペイン国内での生産量も5位以下となってしまいました。

 

マヨルカ島から苗木が持ち込まれたアメリカでのアーモンド生産量は、バレアレス諸島の4500倍以上。生産量では世界第1位に立っています。

しかし同じ種でありながら、マヨルカで栽培されたアーモンドとアメリカで生産されたアーモンドでは、その栄養価が全く異なることがバレアレス大学の研究で明らかになっています。

ここが、マヨルカアーモンドの注目すべきポイントの一つなのです。

 

マヨルカアーモンドの高い栄養素

割られた若いアーモンドの実

アーモンドの高い栄養価は、美容や健康、ダイエットなどでも注目されていますよね?

高たんぱくで、多くのビタミン・ミネラルを含んだ、その一粒の効果は、世界でも高い人気があります。

 

マヨルカのアーモンドは、脂質の含有量が55%以上と高いこと、その脂質の88%以上がオレイン酸とリノール酸であることが特徴です。

この特質すべき特徴は、2010年に行われたバレアレス諸島大学の研究で実証されています。

その高い栄養素の要因は、有機物の含有量が少なく、中程度の降雨量と高い日射量によって作られたマヨルカの石灰質土壌が多く関係しています。

1ヘクタール当たりの生産量は少ないのですが、その分脂肪濃度が59%と他のアーモンドよりも高くなっています。

その品質の良さは、強くて豊かな香りを生み出します。

100種類ものアーモンドがブレンドされることで、さらにその風味と味わいが深く、濃く、複雑かつ繊細なものに変わっていきます。

挽きたてのアーモンドの香りは、鼻腔の中で膨らみ、体中を巡り、官能とも言える感覚を味合わせてくれます。

私どもが「挽きたて」にこだわる理由は、そこにあるのです。

 

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